ゲームボーイライト(GAMEBOY LIGHT / MGB-101)を紹介します。
ゲームボーイライトはモノクロ4階調表示の画面にバックライト搭載のゲーム機で、1998年に発売されました。海外では未発売なのだとか。
筆者は本機を購入するまでは、太くて頑丈なボディで重たい初代ゲームボーイ本体で遊んでおり、軽くて小さなゲームボーイポケットが発売されても我慢していたのですが、より見やすく電池長持ちな本機が発売されたため買い換えたという、思い出の一品です。当時はポケットモンスター赤や遊戯王、風来のシレンGBなどを楽しんでました。
当初はゴールドのモデルを購入したのですが、毎日持ち出して使いこんでいたので塗装が剥げてボロボロになり、その後、液晶にラインが入って壊れるまで愛用しました。写真はその数年後に中古で見つけて買い直したシルバーモデルです。
ゲームボーイライトの良いところ
バックライトで暗い場所でもはっきり見える
ゲームボーイの本体としては初めてバックライトを搭載し、少し暗いところでも表示がはっきり見えるようになり、画面が見やすくなりました。
余談ですが、この緑色の光が筆者はとても好きでした。今は見かけなくなりましたが、このバックライトが様々な電化製品に使われていて、当時はとても未来を感じたものです。個人的にはMDウォークマンのリモコンを思い起こす、とてもノスタルジックなかわいいヤツです。
ライトを消してバッテリー節約もOK
バックライトが不要な明るい場所ではライトを消して節電を図ることもできます。アルカリ乾電池使用の場合、バックライト使用で約12時間、消灯だと約20時間遊べるそうです。
ゲームボーイカラー専用ソフトを挿すと警告画面が見られる
詳しくは後述するのですが、ゲームボーイカラー専用ソフトが遊べません。代わりに「ゲームボーイカラーで遊んでね」という旨の警告画面が表示されます。ソフトごとに別々の警告表示が用意されているので、あえて挿して電源つけるのも面白いです。
ゲームボーイライトの残念なところ
ゲームボーイカラー専用ソフトは遊べない
先に少し触れましたが、本機はモノクロ4階調のハードなので、残念ながらゲームボーイカラー専用ソフトが遊べません。ですが、カラー専用ではなくカラー対応のソフトならばモノクロで遊べます。
筆者は当時、ポケットモンスター金・銀がカラー対応ソフトだったので本機で遊んでいましたが、色違いポケモンやふしぎなおくりものを楽しみたくて、結局ゲームボーイカラー本体に移行しました。ポケモン恐るべし。
液晶の表示にムラがある
以前使っていたゴールドでも感じていましたが、残像やムラなどで少し見づらいです。それも受け入れて20世紀のゲーム機を懐かしむのがよいかと思います。
最後に
ゲームボーイ用ソフトには名作も多く、本機はモノクロ4階調だからこその当時の製品美を感じられる一品だと思います。ぜひその懐かしさを本機で感じてみては。
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