セガサターンコントロールパッド「クールパッド」(COOL PAD / HSS-0101)を紹介します。
このコントローラーは1996年に行われたセガサターンの「イケてる スケてる COOL PADキャンペーン」での景品で、その後約2カ月限定の通信販売が行われた、セガサターン用純正コントローラーのスケルトンバージョンとなっています。
筆者はサターンが人気だった当時よりこのコントローラーを愛用しており、過去2つ壊してしまいました。写真のものは大事に保存用で残していた3台目です。
クールパッドの良いところ
オシャレなスケルトンブラックのボディ
ちょっぴり特別な気分になるクリアブラック仕様。クールパッド最大の特徴です。個人的にはミニ四駆の特別仕様「ブラックスペシャル」を思い出します。こういった色の部分は好みがわかれるところだとは思います。
左手に馴染む8方向キー
メーカーや機種、コントローラーによっては、8方向キー(または十字キー)が押しづらいとか操作しづらい、斜め入力しづらいものもたくさんありますが、本品は良好で、アクションゲームやシューティングゲームもガシガシ行けます。
6ボタン格闘ゲームにも向いた絶妙なボタン配置
かつてストIIのために作られたメガドライブの6ボタンパッドのデザインから進化・継承されており、一部のゲーム愛好家に評価が高いコントローラーです。カプコンの6ボタン格闘ゲームの場合、上段に弱・中・強のパンチ、下段に弱・中・強のキックが並ぶと、ゲームセンター同様の配置でもあり、とても直感的にわかりやすくなるのがメリットです。また、ボタンの並びはコントローラーの握りを考慮して立体的に角度がついていて、各ボタンがとても押しやすい絶妙な配置になっています。
USB変換器を使えばPCやPS3などでも使える
使い心地のよいお気に入りのコントローラを現代の機器で。社外品のUSB変換器は非常にありがたいアイテムです。
クールパッドの残念なところ
USB変換で使うとボタンが足りない場合がある
バーチャスティック同様に、USB変換してPS3で遊ぶとセレクトボタンが欲しくなります。具体的には「ストリートファイターIII 3rdSTRIKE」等のプレイ中のコマンドリスト確認や、「ヴァンパイアリザレクション」でのセイバーorハンターのモード切替などでセレクトボタンが必要だったりします。
そのため、ボタン数などの仕様さえマッチするならば、とても満足度の高いコントローラーです。
最後に
セガサターンのパッドは操作性の評価が高く、PCや他機種で復刻版が発売されるなどファンも多いです。
復刻版のものはオリジナルのサターン用パッドと比べてよくない点が挙げられることも多いようで、どれだけこのオリジナルパッドのクオリティが評価されているかを物語っているような気がします。
ぜひ一度触ってみてほしいです。その感触の良さにやみつきになるかも。
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